それが東京の目黒にある目黒寄生虫館だ。
今回、その博物館に行ってみたので紹介しよう。
行く人は心して行って欲しい、閲覧注意の博物館だ、
しかし怖いもの見たさで行きたくなってしまうだろう。
寄生虫専門!目黒寄生虫館とは?
その名の通り寄生虫に関する博物館だ。公益財団法人で寄生虫の研究と展示を行っている博物館だ。
1953年、医学博士の亀谷了氏が設立した。寄生虫のリアルな標本の展示や解説が行われている。
小さな博物館であるが、知る人ぞ知る博物館だ。
なんと入館料は無料だ。
寄生虫なんて聞くだけで鳥肌がたちそうで苦手な人も多いだろうが、怖いもの見たさでぜひ行って欲しいのだ。
【基本情報】
HP
開館時間 :午前10時~午後5時
休館日:毎週月曜日・火曜日/年末年始 (月曜日、火曜日が祝日の日は開館、次の日の平日が閉館)
入館料:無料(よろしければ寄付を)
場所:153-0064 東京都目黒区下目黒4‐1‐1
目黒駅から徒歩で10分〜15分ほどだ。
撮影はOKだが、三脚や自撮り棒を使った撮影。動画の生配信は禁止されている。
その他の注意事項→見学時のお願い
ホルマリン漬けの寄生虫の標本がたくさん
大きな博物館ではなく、見た目は普通のビルである。そのビルの1、2階が博物館になっているのだ。
まずこの博物館の一番の目玉が、ホルマリン漬けの寄生虫の標本だ。
気持ちは悪いものだが、怖いもの見たさで見たくなってしまう。
見た後は後悔しないように。
たくさんのホルマリン漬けの標本が並ぶ。
動物に寄生したした状態の標本もある。どのように寄生するのかもわかるのだ。
世界の寄生中、日本いる寄生虫、動物に寄生する寄生虫、人間に寄生する寄生虫など様々だ。
ダニ、わりと身近な虫のダニの中にも、体の表面に寄生し吸血するものもいる。
私も子供頃に体にほくろがあるのを見つけた。こんなとこにほくろあったかなーと思っていたが、日に日にそのほくろが大きくなってくるのだ。
そしてよく見ると、それは吸血して大きくなったダニだったのだ!! そんなこともあるのだ。
深海のキモい生物として有名になったオオグソクムシ。こいつも寄生虫なのか?
魚の体内に寄生することもあると言う。
寄生虫の解説もイラストと共にわかりやすく解説してある。
中間宿主を必要としない、一つの生物にずっと寄生するタイプと、いくつかの生物を渡り歩く中間宿主を必要とする寄生虫がいるようだ。
人に寄生するやつ 、
今は検査がなくなったらしいが、多くの人が子供頃にやったギョウ虫検査の蟯虫だ。
終息した寄生虫、広まった寄生虫
ギョウ虫検査がなくなったように、日本では寄生虫は多くは昔のものだ、衛生環境の改善や中間宿主の撲滅などで今では終息したものも多い。
しかし中には昔より広まってしまった寄生虫もいる。
その一つがエキノコックスだ。
聞いたことがあるだろう、
エキノコックスと聞けばキツネが思い浮かぶだろう。当初は宮城県で発見され、北海道の一部のみの報告だったが、現在では北海道の全域に分布してる。
時々、話題のアニサキス
たびたび話題になるアニサキスの展示もある。このように、海の生物の中をぐるぐる回っているようだ。
そしてたまに人間が食べてしまう。
年間7000件報告されているようだ。人間の体内では成虫になれず、死んでしまうがその際のアレルギー反応で激痛を伴うのだ。
キモいけどいなくなったらそれはそれで問題?
気持ち悪く、マイナスイメージしかない寄生虫であるが、そんな寄生虫でも自然界のサイクルには必要な存在であるのだ。
いなくなっては欲しいと思うかもしれないが、いなくなることはどこかで自然界のサイクルが乱れていると言うことなのかもしれない。
おすすめ商品
キモすぎて載せられてないものも多くあるので、
ぜひ一度みに行ってみてはどうだろうか? そして寄生虫の正しい知識を身につけるのも良いだろう。