温泉 大分

坊主地獄は2つある？常に変化している天然記念物の坊主地獄！

別府温泉の観光の目玉であるのが地獄巡りである。(2018年の記事：再)

別府温泉は日本一の源泉数と温泉の種類を誇る。多くの源泉が市街にもあり、それが地獄巡りとして観光化している。

通常地獄巡りと言えば、地獄組合に加入している7つの地獄（噴出口）をさす。
しかし地獄組合に加入していない地獄もあるのだ。

その一つが天然坊主地獄である。

2つある坊主地獄

坊主地獄は地獄巡りに含まれる鬼石坊主地獄というものもあるが、それとは別に大分の天然記念物になっている坊主地獄があるのだ。

鬼石の坊主地獄と区別する為に本坊主と言われることもある。
こちらが本家というか元祖なのだろうか？

鬼石の方にも行ったが、鬼石の方が綺麗に整備されていた。
本坊主の方が生々しさを感じた。

ぼこ、ぼこっと湧き出ている。少し不気味な感じだ、、

絶えず変化している？火山の火口？

この場所にはもともと延内寺と言われる寺院があった。

しかし1498年の日向地震で爆発が発生し寺院と住職が吹き飛び、地底から熱泥が吹き出たという。

つまりこの坊主地獄はその噴火の火口であるのだ。
お寺があったことから坊主地獄と呼ばれるようになった。

中心は今は吹き出ていないが、かつては吹き出ていたような印象を受けた。
庭園の中心が火口だったのだろうか？

ドロドロと本当に地の底から湧き出ているような感じがする。
不気味でもあり不思議でもある。

庭園の中にボコボコと熱泥がところどころに吹き出ている。

さらにこの坊主地獄は絶えず変化しているようだ。
こちらは平成10年に熱泥と噴気を吹き上げて新たにできた火口だ。

まさに地球は生きていると感じる事ができる場所なのだ。

メインの地獄めぐりプラス、この本家の坊主地獄に行ってみてはどうだろうか？

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園内には血統が良さそうな猫がいた。